ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)で指揮を執るトニー・ポポヴィッチ監督。『Herald Sun』によると、マリノスが昨年10月に接触していたようです。
クロアチア系オーストラリア人のポポヴィッチ監督は元代表DFで、1997年から2001年まではサンフレッチェ広島でもプレー。2008年にシドニーFCで現役引退すると、そのまま同クラブでアシスタントコーチ、そして暫定監督も務めました。
2012年、ポポヴィッチ監督はAリーグに参入したウェスタン・シドニーの初代監督に就任。2年目にAリーグのレギュラーシーズンで優勝、翌3年目にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇するなど驚異的な躍進を見せました。ここまで149試合の指揮で勝率は41.6%、1試合あたりの平均勝ち点は1.49となっています(5日現在、『Transfermarkt』参照)。
ポポヴィッチ監督に関しては、先日退任を発表したヨン・ファント・シップ氏の後任候補としてメルボルン・シティが身分照会を行ったといわれているほか、カルロス・テベス(元アルゼンチン代表)の獲得で世間を賑わせた上海申花(中国)のクラブ関係者が昨年11月にシドニーで交渉を行った…ともいわれています。