7月4日の浦和レッズ戦からおよそ4ヶ月で実に34試合を戦い、超過密日程を走り抜けたマリノス。次なる戦いのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に向け、チアゴ・マルチンスがアジアサッカー連盟(AFC)公式サイトのインタビューに応えています。
「率直に言うと、大会が中断してしまったのは残念だった。僕らは2連勝していたからね。でもこればかりは仕方がない」
こう切り出したチアゴはJ1リーグの過密日程について言及。曰く、体を休めようにも、そして次の試合に向けて準備をしようにも十分な時間がなく、「とてもタフな日程だった」と振り返っています。
「他のクラブも同じ条件だったけど、僕らは良い結果を残せなかった。僕らのフットボールにはまだ改善の余地がある。今のところはACLを再開することができて嬉しいよ。フォーマットは変わってしまったけど、するべきことは変わらない。ベストを尽くせばグループリーグを突破できると強く信じている」
「J1リーグでタフな日程を経験してきたから、ACLも同様にタフなものになると僕らは理解している。ドーハで僕らは短期間にたくさん試合をすることになるからね」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを抑えるため、隔離された環境で集中開催されるACL。この大会におけるポイントを、チアゴは次のように語っています。
「大事になるのはフィジカル面とメンタル面のコンディション、そして試合に集中すること。強く集中して試合に臨めれば、良い結果が得られると信じている。それと、このシーズンを見直して、僕らがしてきたことについて考えたり、自身を持ってピッチに立つことも大切だね。良いリスタートにはこれらが鍵を握る」
「もちろん、クオリティの面で互いにリスペクトを持つことはこの大会において必要なことだ。でも、どこから来た相手であろうと、僕らは試合に勝つために僕らの攻撃的なスタイルのサッカーをする必要がある。僕らがベストを示せれば、目標を達成することができるだろう」
最後にチアゴは、このACLがマリノスというクラブにとっても価値があるとしつつ、次のようなコメントで締めくくっています。
「ACLはクラブにとっても良い機会だ。僕らのフットボールを世界に示すことができる。だから僕はワクワクしているし、国際舞台に立つことを楽しみにしているよ。現時点で、タイトルを獲得できる可能性があるからこそ、ACLは僕らのナンバーワンの目標だ。この状況下で、僕らはすべての試合で地に足をつけることを絶対に忘れてはいけない。個人として、そして1つのチームとして100%以上のパフォーマンスを出すことが、この大会で優勝する上では必要になる」