1日の全北現代モータース戦でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループHの突破が決まり、マリノス史上初の決勝トーナメント進出を決めたアンジェ・ポステコグルー監督が、その意義深さと、今回ACLが行われている環境について言及。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えています。
「次のステージに進むことは重要なことだと思う。そうすることで成長できるが、それは我々が昨年15年ぶりのリーグ優勝という確かな成功を収めたからだ。そして、何かを勝ち得た次の年というのは常に重要だ」
ポステコグルー監督はこのように述べつつ、結果を残すことの重要性を説いています。
「この先我々には多くのことが待ち受けているし、まだ他のクラブの足下にも及ばない。しかし我々は進化を遂げてきたし、何らかの形で成功を収めることはベストな方法だ。この並外れた1年においてリーグ戦では満足のいかない結果となってしまったにも関わらず、“我々は進化している”と言えるのは大きなことだ」
またポステコグルー監督は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止として実施されている、隔離状態でのチームマネジメントにも触れています。
「様々な経験をしてきたが、(隔離状態は)別の存在のようなものだ。いつでも選手たちの様子を見ることができて、リカバリーやケアの面でとても有用だからこそ、とてもポジティブな面が多い。そして、その観点からいえば指導者はマメに気を配る必要がある。そうすれば、この隔離状態に独自性が生まれる」
「四六時中閉じ込められている状況下で、選手たちが精神的に参ってしまわないようにすることが最も大きなチャレンジだ。選手たちが自分たちの頭からフットボールを離すのに十分な時間をキチンと与えなければならない。身体的にも、精神的にもフレッシュにいてほしいからだ」
「選手のまとまりは素晴らしいし、スタッフたちは本当に一生懸命動いてくれて、選手たちに良い環境を作ろうと努力している。うまくできれば(集中開催という大会方式は)アドバンテージになるし、反対にうまくできなければ大きな負担にもなる」