シティ・フットボール・グループ(CFG)傘下のメルボルン・シティ(オーストラリア)で監督を務めていたヨン・ファント・シップ氏が、父親の健康状態悪化を理由に退任を発表。元オーストラリア代表DFで、現在はメルボルン・シティのアシスタントコーチであるマイケル・ヴァルカニス氏が暫定監督として指揮します。
なお後任候補には、かつてマリノスの監督に就任するとも噂されていた、スペイン人のジョゼップ・ゴンバウ氏の名が挙がっています。
オランダ人のファント・シップ氏はメルボルン・ハート時代を入れて7年間在任。攻撃的なサッカーを見せ、クラブに史上初のタイトルとなるFFAカップをもたらしました。最後の指揮となった2016年12月31日のセントラルコースト・マリナーズ戦は2-2のドローに終わり、メルボルン・シティは現在4位につけています。
かつて指揮したアデレード・ユナイテッドを離れた後、ゴンバウ氏はニューヨークでユースアカデミーのプロジェクトに参加。当時はCFG、あるいはニューヨーク・シティFCと契約を結んだとも報じられていましたが、実際のところ正式なポジションに就いてはいませんでした。
ゴンバウ氏は2016年6月からオーストラリアU-23代表監督を務めていますが、『The Sydney Morning Herald』は「もしメルボルン・シティが彼の招聘に動き、彼自身が就任を望むとなれば、FFA(オーストラリアフットボール連盟)はそれを認めざるを得ないだろう」という見解を示しています。