全北へローン移籍の天野純、「裏切り者」発言の蔚山監督に反論。

マリノスからのローン移籍により、今季は全北現代モータース(韓国)でプレーすることが決まった天野純。

昨季ローン移籍で所属していた蔚山現代FC(韓国)のホン・ミョンボ監督に厳しく非難されていることに対して記者会見を開き、天野本人がコメントを残しました。『엠빅뉴스』が伝えています。

「僕自身は(ホン・)ミョンボさんのことをリスペクトしているし、僕を韓国に連れてきてくれた監督だと思っている。去年(2022年)は1年間蔚山のために、監督に優勝を届けるために闘ったのは紛れもない事実。なのに、メディアを通じてああいう発言をされたのは残念だし、ショックです」

蔚山と全北は、ともに現代グループ(全北=現代自動車、蔚山=現代重工を母体とする2クラブ(全北=現代自動車、蔚山=現代重工)。蔚山所属だった天野が、リーグ6連覇を阻止した相手である全北へと移籍。発表直後から韓国国内で盛んに報道されました。

このとき、ホン監督が「天野はこれまでに会った日本人の中で一番の嘘つきで、蔚山よりもお金を優先した」など、天野を非難するコメントを述べていました。

「蔚山とは昨年夏ごろから話し合いをしていたが、本気で向き合ってくれている感じはなかった。シーズンが終わって、日本に帰ってからも、(蔚山から)正式なオファーが届かなかったのは事実です」

また、蔚山でのプレーを継続したいとしていた意思については、次のように説明。

「(ホン)監督を交えて、蔚山とミーティングをして、僕が“(蔚山に)残る”と言ったのは事実。でも、蔚山とのミーティングは、全北が僕にオファーをしてくれた次の日だった。それまで蔚山は全然交渉の話をしてくれなかったのに、いきなりそのタイミング。そして、それ以降も正式なオファーは届かなかった。蔚山の現場とクラブとの温度差に戸惑っていた」

最後に天野は、一件についての私見を述べつつ、今季の全北でのプレーに向け、次のように話しました。

「今まで真剣に僕と向き合ってくれなかったのに、全北が僕にオファーしたという情報を耳にしてからミーティングの場を開いたのは、全北に僕を行かせたくないがためのものだと感じた。自分自身、この決断の意味や重さを理解した上で全北に移籍した。覚悟はできている」

https://imnews.imbc.com/original/mbig/6445109_29041.html

Scroll to top