モンバエルツ元監督が古巣のCFG入りに関与か。パートナーシップを通じてクラブが得るものとは…

 

トゥールーズFC(フランス)のCFG入りが先日から囁かれていますが、このプロジェクトにはトゥールーズの元監督であり、マリノスでも指揮を執ったエリク・モンバエルツ氏が関わっているようです。『LesViolets.Com』が伝えています。

同メディアによればモンバエルツ氏は1月からトゥールーズの本拠地スタジアム・ミュニシパル・ドゥ・トゥールーズで目撃されていたとのこと。現在はロンドンにベースを置いて、トゥールーズのCFG加入に向けた準備を行っているとみられています。

また本件はCFGによるトゥールーズの買収ではなく、マリノス同様パートナーシップ契約となり、CFGはトゥールーズの株式を20%ほど保有するようです。これによってトゥールーズはマンチェスター・シティ(イングランド)のノウハウを得ることになり、『LesViolets.Com』は特に選手の獲得とマーケティングにおいて期待を寄せています。

CFGの選手獲得に関するノウハウについて、『La Dépêche du Midi』は2010年から2017年までシティの選手獲得に関わっていたロマン・ポワロ氏に話を聞いています。

「マンチェスター・シティのような土台を得ることで、トゥールーズには膨大な知識とスキルが注入されることになる。シティはラボであり、常に展開し続けるマシーンであって、非常に広い範囲で数多くの選手を知っている。簡単に言えば、パソコンに何十本ものメモリースティックを差し込むようなものだろう」

「ビッグクラブのリクルーターはしばしば世界中の若手有望株のデータを集めていて、我々がフランスで見るようなものとは違ったノウハウを備えている。リクルーターはクラブを強化するために雇われており、将来的な補強のために選手のデータを集めることに時間を費やしているが、今回のパートナーシップを通してトゥールーズはそうしたデータにアクセスできるようになる。これはなかなか得難いものだ」

「選手編成とローン(レンタル移籍での加入)については適切なバランスを見極める必要があるだろう。例えば自分のクラブにアタッカーがおらず、パートナークラブに将来が期待されているものの、なかなかプレーできていないアタッカーがパートナークラブにいたとすれば、パートナーシップは有益なものだ。ただ、トゥールーズにいる若手選手の成長の妨げにならないためにも、ローンを乱用する必要はない」

『LesViolets.Com』によると、このパートナーシップ契約が成立すれば、モンバエルツ氏はCFG−トゥールーズ間のパイプ役として両者の意見交換に携わることになるとしています。

https://www.lesviolets.com/actu/erick-mombaerts-le-lien-entre-le-tfc-et-manchester-city,45606.html

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