マリノスが投資を検討しているブラジルのクラブ、「サントス・アマパエンセ」とは?

 

セリエD(ブラジル4部)に所属するサントス・アマパエンセに対し、マリノスが100万ブラジルレアル(約3100万円)の投資を行う交渉が進められているようです。5日付の『Globo』をはじめとした複数メディアが伝えています。

『Globo』および『Diário』の報道によると、マリノスから投資される100万レアルのうち半分の50万レアル(約1550万円)は融資という形になるそう。サントス・アマパエンセのパトリック・ウィリアム社長は明言を避けていますが、クラブとしてはこのパートナーシップを前向きに検討しているようです。

なお『Diário』によれば、今回サントス・アマパエンセとマリノスの仲介役のひとりはサントス・アマパエンセの“エジーニョ”ことエジソン・ポルト監督とのこと。1994〜95年にマリノスのサテライトチームで監督を務めていた人物で、その他には清水商業高校や徳島ヴォルティスにもコーチとして所属経験があります。

さて、このサントス・アマパエンセというクラブについてですが、伝説的存在として知られる元ブラジル代表FWのペレ氏や“キング・カズ”こと三浦知良(横浜FC)らを輩出した名門サントス(ブラジル)との直接的な関係はありません。ブラジルサッカー連盟(CBF)の記事によれば、オタビアーノ・ノゲイラとデウソン・フルタードの2人が中心となって結成されたアマチュアチームがサントス・アマパエンセの始まりだといわれています。

チームが作られて以来25年間はアマチュアとして活動していましたが、1998年からプロリーグであるカンピオナート・アマパエンセ(アマパー州選手権)に参加。2000年に優勝を果たし、2013年から2015年は3連覇を達成しました。また2016年に行われたコパ・ド・ブラジルでは本家サントスとの歴史的な対戦が行われ、1stレグで1-1のドローを演じるなど、プロ化して以来急速な成長を見せています。

余談ですが、『Diário』では「マリノスはサントス・アマパエンセの他にインドネシアと香港のクラブとも同様のパートナーシップを結んでいる」と紹介されていますが、どちらも確認できませんでした(ちなみに、香港クラブとの提携については横浜FC香港<※現:夢想駿其足球會>のことではないかと思われます)。

https://globoesporte.globo.com/ap/futebol/times/santos-ap/noticia/santos-ap-pode-fechar-investimento-milionario-com-clube-japones.ghtml

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