仲川輝人が国際サッカー連盟(FIFA)公式ウェブサイトのインタビューに応じ、これまでのキャリアについて語っています。
2019シーズンのJリーグMVPに輝いた161cmの小柄な快足アタッカーがどのようにして実力を付けてきたのか、まずは仲川が自身の参考にしている選手たちの名前を挙げるところからインタビューが始まります。
「自分と同じポジションの素晴らしい選手たちのことはしばしば観ている。たとえば、リオネル・メッシ(バルセロナ)、モハメド・サラー(リヴァプール)、エデン・アザール(レアル・マドリー)やラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)には驚かされている。どういうふうにプレーしているか、どのようにしてディフェンダーをドリブルで抜いているか、そしてどうやってシュートのベストポジションに就いているかを観察しているよ」
「あとはデイヴィッド・ベッカム(元イングランド代表)も好きだね。彼は僕の小さい頃のアイドルだった。自身と落ち着きがあって、重要な場面で決定打を放つ。それにプレーがとても華麗だったんだ」
記事内では仲川の略歴も記されており、アビスパ福岡と町田ゼルビアへの2度のローン移籍を経て2018シーズンからマリノスに復帰したと紹介されています。特に2018シーズンに行われたJリーグYBCルヴァンカップ予選グループのFC東京戦(第4節、△2-2)でのことについては、次のように触れています。
「あの試合がターニングポイントだった。(当時は)あまり試合に出れてなかったけど、いつでも出られるように一生懸命準備していた。だから、チャンスが来たときにそれを掴むことができたんだ」
最後に、仲川は日本代表についてもコメント。2019年に韓国で開催されたEAFF E-1サッカー選手権でのことを振り返りながら、次のように語っています。
「日本代表でのプレーには満足していない。韓国代表に負けてしまったのは残念だったけど、いろいろと学ぶことができた。ビルドアップの仕方や、どのように攻撃し続けるか、とかね」
「ワールドカップでプレーすることは僕の目標のひとつだ。ワールドカップ予選の代表メンバーに入るために努力を重ねていくし、僕がいるチーム(マリノス)に対しても自分のゴールやアシストを通して良い結果を残していきたいと思う。もっと成長して、もっと良い選手になりたいね」
(https://www.fifa.com/news/nakagawa-messi-salah-hazard-and-sterling-amaze-me)