アンジェ・ポステコグルー監督の下でコーチングスタッフを務めるアーサー・パパスヘッドコーチですが、昨オフにオーストラリアの複数クラブがオファーを出していた模様。『Brisbane Times』が伝えています。
同メディアによると、パパスヘッドコーチにオファーを出していたと見られるのはメルボルン・ビクトリー、ニューカッスル・ジェッツとウェスタンシドニー・ワンダラーズの3クラブ。いずれも監督としての契約を提示していたようです。
しかしパパスヘッドコーチ本人は現在の環境に満足しているようで、「今は僕のキャリアの中でも特に素晴らしい学びの時だよ。この先どこに行くとしても非常に助けになるはずさ」と話しています。
この後パパスヘッドコーチはマリノスへのオファーを受けたときのことを述懐。連絡が来たのは突然のことで、ポステコグルー監督がパパスヘッドコーチとの共通の知人を通して連絡先を入手したそうです。
当時パパスヘッドコーチはノースイースト・ユナイテッド(インド)に所属していましたが、彼自身にとって憧れの存在だったポステコグルー監督からの連絡を受けたその瞬間から日本行きを考えていたようです。
「(連絡をもらって)すぐにでも行こうと思ったよ。契約の内容がどうだったかちゃんとは知らなかったけど、そんなことはどうでもよかった。“必要なことは何でも言ってほしい。そちらに行きますから”とだけ言ったんだ」
その後パパスヘッドコーチは自分にチャンスを与えてくれたポステコグルー監督に報いるために努力したとのこと。現在のポジションに昇格したことについても「とても感謝している」と述べています。
「成功には秘訣があるとよく言われるけど、僕の場合はとにかく熱心に取り組んで、日々全力で打ち込んできたということだね」
なおパパスヘッドコーチはマリノスにおける対戦相手の分析・対策を主導しているようで、19日の対戦相手であるシドニーFC(オーストラリア)については国内での圧倒的な強さと戦力の高さを認めつつも「いつも通り、我々は我々のフットボールをすることに集中している」とコメントしています。