「素晴らしい日だった。だが…」。ポステコグルー監督がペップ・シティに“真っ向勝負”を挑んだ理由。

「やり切る勇気、そして有名なチームを相手にすることにはプレッシャーもあるし、とても大きなストレスが伴う。(自分たちの)試合運びは、そして戦略は持ちこたえられるか?ということだ。そうしたチームに対して我々のようなフットボールをプレーできたのを見ることができたのは、我々が行っていることにとって大きな後押しとなった」

「ただ、その上で我々はプレスを掛けに行き、そして彼らを彼ら自身のゲームから引きずり下ろそうと試みたのだが、これのハードルは越えるのが非常に大変だ。相手のクオリティはとてつもなく高いから、とても危険なことだというのが分かるだろう」

「こう考えているとしよう。“もし彼らを相手陣地に押し込めようと力を尽くしたとしたら、彼らはそれを突破してきただろう”、と。もちろんフレンドリーマッチだったし、どちらの側からしても彼らが楽勝だったのは分かっていたが、しかし何かを信じて立っていたとしたら、それを試す機会としては最高のものだったというのも理解していた」

「私がこれまで指揮してきたチームは、こうしたやり方をすれば、相手に合わせることもなければ恐れもためらいも必要なくなるということを信じてきている」

さらに、ポステコグルー監督はシティ戦を行った意義が選手だけではなく、サポーターにも大きなものをもたらしているだろうと考えているようです。

「素晴らしいチーム、そして似たフィロソフィーを持つチームに対して自分たちのやり方でプレーできたことを知れたのは、選手たちにとってとても大きなことだ。我々は我々のフットボールができた。最高の相手に対して引くのではなく、毎週のように見ているフットボールで立ち向かうチームを見れたのはサポーターにとっても大きなことだ」

「(シティ戦当日は)素晴らしい日だった。だが私は未だに不満が残る。もっと試合を支配することができたはずだったからだ。ただ、そのことも心地良い部分ではあった。私は個人的に“私のキャリアや私が成し遂げてきたことについて人々が深く考えることはない”と思っていて、もし私が1試合のフレンドリーマッチによって快感を得ていると考えていたとしたら、人々はこの20年間私がしてきたことに対して重要な点を見失ってしまっている」

最後に、ポステコグルー監督はCFGからの干渉が多くないこと、そして補強の多くが下部リーグからとなっていることについて次のように言及しています。

「我々はビッグクラブの一員ではないし、それよりずっと遠いところにいる。だから我々は補強する選手たちのタイプと共に、とてもクリエイティブになる必要がある。我々は(2部のクラブから)とても多くの選手たちを獲得して、我々のスタイルに合致する選手を探してきた。そしてそれがとてもうまくいっている。CFGと仕事をすることで国際的なマーケットを利用するチャンスにも恵まれているし、彼らは私が探し求めているタイプの選手を知っている」

「CFGは私がしたいことをさせてくれる。特に補強の観点からすれば、彼らは素晴らしいリソースだ。彼らは我々にないリソースをたくさん持っていて、分析やスポーツ科学を利用する必要があればアクセスを与えてくれる。ただ、日々のことやフットボールに関することについては、私のやり方を彼らが気に入ったからこそ私を雇ったのではないかと思っている」

https://sport.optus.com.au/articles/os303/ange-postecoglou-yokohama-manchester-city

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