2018年夏の加入以来、マリノスの最終ラインを支える主軸選手として活躍しているチアゴ・マルチンスがインタビューに応え、日本での日々やこれまでのキャリアの振り返り、そして今後の展望についても言及しています。『ESPN』ブラジル版が伝えています。
「日本との巡り合わせは驚いたし、彼ら(マリノス)は買い取りオプション付きで1年半のローン移籍を提案してくれた。監督も僕を必要としてくれていて、それが大きかったね。家族とよく話し合って、移籍することを決めたんだ」
「彼ら(サポーター)はサッカーに対して本当に熱心で、試合中ずっと歌っている。僕の歌も作ってくれたんだよ」
「ユニフォームを着た選手の顔入りキーチェーンを作っていたり、たくさんの贈り物もくれた。写真を撮ったりサインを書いたりする日があるんだけど、彼らはとても敬意を払ってくれていて、決められた日にしかそれをしないんだ(笑)」
「(アンドレス・)イニエスタ、(ルーカス・)ポドルスキやフェルナンド・トーレスと試合をした。世界的に知られた選手たちだけど、ブラジルみたいな習慣がないから、残念だけどユニフォームの交換はしなかったんだ。でも写真は大切にしているよ」
続いてチアゴはキャリアの足跡を振り返ります。幼少時代はいくつかのスポーツを同時に習っていたそうで、ある日2つのスポーツの試合が同じ日に行われることになったのをきっかけに将来のキャリアについて家族と話し合い、その結果サッカーをする決断を下したとのこと。
その後チアゴは複数クラブの入団テストを受験し、14歳のときにモジ・ミリンECへ加入。3年間をモジ・ミリンで過ごした後にパルメイラスへと移籍します。
「デビュー戦はシャペコエンセとのアウェーゲームで、セリエB(ブラジル2部)の最終節だった。ユニフォームに袖を通したときのアドレナリンや不安さは昨日のことのように覚えているよ。言葉では説明できない感覚さ」
チアゴはパイサンドゥへのローン移籍、パルメイラスでのリーグ優勝、バイーアへのローン移籍などを経験し、マリノスへとやってくることになります。マリノスへは前述の通りパルメイラスからのローン移籍となっており、パルメイラスとの契約は2020年末まで残っているとのこと。
「これからのことについてはまだどうなるか分からない。ここ(横浜)でやりきって、それから考えてみようと思う」