「僕自身このシステムを楽しんでいるよ」。デゲネクがハイラインサッカーとJリーグを語る。

 

アンジェ・ポステコグルー監督率いるオーストラリア代表でプレーしていたこともあって、すっかり現体制のスポークスマンとなっているミロシュ・デゲネク。今回は『FourFourTwo』オーストラリア版によるインタビューに応じ、チームの現況やJリーグの趨勢についても話しています。

「(ハイラインを敷くことは)スペースを空けてしまうけど、このリーグにおいてはとても有効なんだ。(Jリーグの)90%のチームが同じようなレベルでプレーしているからね。異なるやり方をすれば、相手チームはそのやり方に合わせてプレーするのがとても難しくなる。僕らにとってはいいことだし、いいゴールキーパー(飯倉大樹)もいる。いいシステムだし、僕自身も楽しんでいるのが本音さ」

これまでも彼自身が語っているように、マリノスの選手たちがポステコグルー監督のスタイルに適応できるよう、メンターとなるべく努めていることにも言及。一方で、ポステコグルー監督はじめ、ピーター・クラモフスキーヘッドコーチやグレッグ・キングフィットネスコーチら同郷人の存在についても語っています。

「おしゃべりできる相手がいるから、メンタル面で助かっているね。世間話をして、話を聞いて、多くのことを学ぶことができる人々がいる。去年と比べるとかなり良くなったよ。

ニューカマーであったりよそ者であるといろいろ難しいのは、日本だけではなくて、アジア中で同じだと僕は思う。多くのチームは外国人が好きだし、良く適応することもできれば受け入れられることもできる。それぞれ自身がどうであるかの問題だね。プロフェッショナルであるなら、自分の仕事を正確にこなすだけだ。“成功するため”という目的を持って来ているなら、誰にとっても問題ではないさ」

また、デゲネクは既に1シーズンを過ごしたJリーグの恐ろしさについても私見を述べています。

「日本のフットボールはとてもいいレベルにある。アジア最高のリーグで、良いチームと良い選手がたくさんいる。ここには慈悲がなくて、格上も格下もないんだ。格上が数あるチャンスをものにできなければ、格下のチームも情け容赦はない。1度の決定機をものにし、ゴールを決めて試合に勝つんだ」

なおインタビューの最後では、ワールドカップ終了後にオーストラリア代表監督に就任することが発表されたシドニーFCのグラハム・アーノルド監督に対して、「誰に対してもそうだけど、彼が幸運と成功に恵まれることを願っている」とメッセージを送っています。

https://www.fourfourtwo.com.au/news/degenek-hails-anges-yokohama-revolution-486758

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