「非常に充実している」。ポステコグルー監督が異国の地・日本で積み重ねた自信と喜び。

11日にマリノスとの契約を更新したアンジェ・ポステコグルー監督ですが、日本での監督業に対しては大きな充実感を得ている様子。オーストラリアのラジオ局である『Sports Entertainment Network』に語ったインタビューの内容を、『Brisbane Times』が紹介しています。

「今はとても自由だ。我々がすべきこと、スポーツ、そして特にコーチングに関しては試合の勝ち負けよりも重要だと私は常々思っているし、皆が結果を求めている以上、結果そのものよりも大切なことがあるはずだ」

このように語るポステコグルー監督ですが、自らのやり方に自信を持っていた一方、果たしてそれが異国の地・日本でどのように働くかは分からなかったと言います。

「(日本は)とても保守的な国で、スポーツに関しても保守的なプレーをする。これは私が組み立てようとしているものに対するアンチテーゼそのものなのだ」

しかし、そんな中で敢えてチャレンジを続けたことによって、自身の哲学にさらなる自信を積むことができたようです。それだけでなく、「そのおかげでこれまで以上に楽しむことができている」と、喜びさえ感じている模様。

「非常に充実した時間を過ごしている。“よし、勝ち続けている”と気楽に言えることもそうだし、かつても連勝を重ねた時期を過ごしてきた(※筆者注:ブリスベン・ロアーでの公式戦28試合無敗を指していると思われます)が、なによりこのクラブで築き上げてきたものに対する真の喜びを感じているからだ」

また、自身のアタッキングフットボールがマリノスの選手やサポーターのみならず、他のJリーグクラブの人々からも広く注目を集めていることについては「私にとってはこの上ない喜びだ」とコメントしています。

「人々はとても良くしてくれている。(日本は)とても素晴らしい国で、どんなことでも非常に尊敬の念を持って接してくれる。スポーツにおいても、たとえ競争があったとしても、努力する人に対しては真のリスペクトを持っているのだ」

なお、記事ではマリノスが今シーズンの優勝を争っていることが伝えられ、3試合を残して首位と1ポイント差であること、そしてこれからの対戦相手である松本山雅FC、川崎フロンターレと現在の首位であるFC東京との対戦が控えていることについても触れられています。

https://www.brisbanetimes.com.au/sport/soccer/i-m-just-freer-postecoglou-sounds-like-a-new-man-in-japan-20191112-p539sr.html

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