「サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)を去るという彼の決断はかなりショッキングだったよ。いろんな噂が出て信じたくなかったけど、避けることはできなかったんだ。通勤中の車内で携帯電話越しに退任会見を観たのを覚えている。誰にとっても少し感動的なものになったね」
オーストラリアサッカー界で大きな影響力を持っているアンジェ・ポステコグルー監督ですが、彼に魅了されたうちのひとりであるカリル・カヤルさんにまつわるエピソードが話題になっています。『Goal』オーストラリア版が伝えています。
先日シドニーで行われた本の出版記念イベントがあり、そのイベントにはポステコグルー監督も出席していました。カヤルさんもどうやらそのイベントに向かったようですが、軽い会話はおろかサインをもらうこともできず、少し残念に思っていたそう。
するとカヤルさんのことがポステコグルー監督に伝わり、後日カヤルさんのもとに日本からの届け物がありました。ポステコグルー監督が自身の写ったマリノスグッズにサインを入れ、さらにカヤルさんへの直筆メッセージを同封して贈っていたのです。
This arrived in the mail today from the great Ange Postecoglou, with a massive thank you to @bonitamersiades & @fairplaybooks. My respect and admiration has just gone up another level. On nights like tonight I wish you still were in charge of the @Socceroos pic.twitter.com/71WFYo4Of2
— Khalil Kayal (@kaykay1819) January 15, 2019
この思いがけないプレゼントに感激したカヤルさんですが、彼にとってのポステコグルー監督はオーストラリア代表チームへの愛情を取り戻すきっかけとなったキーパーソンで、それゆえ“アンジェ推し”の想いが生まれたのだといいます。
「彼は僕に信じさせてくれた。政治家のような彼のリーダーシップは監督としてだけではなく、たとえば協会のチェアマンとしても発揮してほしいな」
「彼はいつかきっとサッカルーズに戻ってくる。ヨーロッパの5大リーグで監督をし終えたらね。そう確信しているよ」